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袋型根固め工法用袋材「ボトルユニット」

価格: ¥6,160 (税込) ¥16,720 (税込)
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袋型根固め工法用袋材「ボトルユニット」

ボトルユニットは、袋型根固め工法とラブルネット積層工法の両方に対応した土木商品です。
ポリエステル繊維を使用したラッシェル網二重構造ネットの袋材です。
現地発生の玉石・割栗石・割石やコンクリート塊などを中詰材として使用でき、根固め工に要求される河床変動への追従性や、間詰め工の場合の間隙へのなじみを充分に持っています。
欧州(EU)の安全基準を満たしたCEマーク取得品で、安全水準も満たしています。
受注生産品となりますが、新たにボトルユニット「拘束タイプ」もラインナップされ選択の幅も広がりました。

※ボトルユニット「拘束タイプ」の受注生産をご希望の方はお問い合わせ下さい。

袋型根固め工法とは

河川護岸の根固め工

合成繊維を使用した網状の袋材に玉石、割栗石等の中詰め材を充填した袋体を「ラブルネット(rubble:割石 net:網)」といい、主に河川護岸や橋脚の根固め工に用いられる工法です。
他に護床工、洗掘防止や根固めブロックの間詰めなど広く適用されています。
資材の調達が簡単で施工のスピードも早いので、災害復旧工事にも使用されています。

ラブルネット積層工法とは

工事用道路の構築

河川護岸等で用いられてきた袋型根固め工の袋体をラブルネットと言います。
土木資材としての施工性、資材としての耐久性、再利用(転用)性および経済性に優れることから、ラブルネット袋体を積層し、仮設道路の基盤工や工事用堰堤などの仮設構造物へ適用する工法です。
「ラブルネット積層工法」の発展と普及を目的に民間企業6社と(一財)土木研究センターによって平成27年1月に設立され普及に努めています。

特 徴

  • 口絞り部(結び目)
    ロープに白糸を追加しているため、吊りロープと見分け易くなっています。
    設置時も突出しないので、河川に設置した際に漂流物が引っ掛かりにくい形状になっています。
  • 繊維網
    耐候性ポリエステル繊維のラッシェル網で製作されています。
    二重構造ネットと25mmの網目によって、数ヵ所断裂しても中詰め材が抜け出しにくくなっています。

    ※ボトルユニット拘束タイプは一重構造
    (袋材の余裕分を中間口絞りロープで絞ることで、所望の高さを確保でき中込材の移動が低減され摩耗しにくいため)
  • 耐 性
    耐候性、耐薬品性、耐寒・耐熱性、また耐衝撃性に優れています。
  • 追従性
    ラッシェル網は鎖編構造の糸でループ状になっています。
    根固め工に必要な可撓性があり、衝撃吸収力や伸縮性があるため不陸地盤にもよくなじみ、施工した地盤が変動しても追従性があります。
  • 耐久性
    ふとん篭などと比べ、錆びによる劣化が生じません。
  • 効率性
    中詰め作業、敷設作業とも機械施工が主体となります。
    専門工、熟練工が不要であるため作業速度の向上が図れ、工期の短縮が可能となります。
  • 環境適正
    ボトルユニットは水生生物や魚類などの生態系に支障を与える有害物質は溶出しません。
    中詰め材のすき間が隠れ場となり生育環境を提供できるので自然の生態系にも優しい工法と言えます。

口絞り部(結び目)

見分け易い

自然の生態系に優しい

用 途

  • 護岸や橋脚の根固工・護床工
  • 仮設道路の基盤工
  • 根固めブロックの間詰工
  • 護岸や橋脚の根固工・洗掘防止工
  • 洋上風力発電設備における根固め

根固め

仮設道路①

仮設道路②

護岸段積み(層積)

根固め(橋脚洗掘防止)

護床

ボトルユニット袋詰方法

製作手順

逆円錐台形状の型枠にセットして、玉石、割栗石、割石、コンクリート塊等を重機で投入し最後に口絞りロープで結束します。

※下記の手順はボトルユニットの袋詰方法です。ボトルユニット拘束タイプの手順とは異なります。
※下記の手順で使用している型枠はリースが必要です。
※型枠のリースには条件等がございますのでお問い合わせ下さい。

STEP1

網地セット

  • 網地の底を型枠の中に投入し、口を広げます。

  • 網地の底が浮いた状態にセットします。

STEP2

網地を型枠へ拘束

  • 型枠に網地をきつく拘束します。

STEP3

中詰め材投入

<投入ライン(高さ)の目安>

  • 1tタイプ:型枠底より550㎝

  • 3tタイプ:型枠底より720㎝

  • 2t・4tタイプ:型枠上面(型枠底より900㎝)

STEP4

口絞りロープの結束

  • 網地の口をしっかり絞ります。

  • 口絞りロープを適当な長さでカットして結束します。

STEP5

吊り上げ準備

  • 吊りロープを6箇所引き出します。

※STEP4でカットした口絞りロープの余りで吊りロープをまとめてると効率的です。

STEP6

吊り上げ移動・仮設

  • 吊り上げて移動します。

  • 仮置きして完了。

製作手順動画

簡易型枠について

コンパネ、パイプ、チェーン等を使用して製作できます。
はらみ出し防止にコンクリート型枠パネルと鋼管を使用します。
チェーンを巻きつけ、型枠を強固にします。

※コンパネ等も無い場合は、地面に穴を掘り、板を利用することで型枠とすることもできます。

簡易型枠外観

板を使用した型枠外観

板は約70%地中に埋め込むと、型枠の持上り防止、口絞り作業性の向上が図られます。
内側4辺に吸出し防止材をたらすことにより、網地の損傷を防ぐことが出来ます。

板を使用した型枠外観

網地の損傷防止

ボトルユニット規格・特性

品番/規格

タイプ 1t用 2t用 3t用 4t用
品番 FBU-10
FBU-10(S)
FBU-20
FBU-20(S)
FBU-30
FBU-30(S)
FBU-40
FBU-40(S)
寸法※1 W×H(mm) 2500×1500 2800×2100 3400×2200 3400×2600
形状 袋(2重)
網地 素材 FBU-10,FBU-20,FBU-30,FBU-40:再生ポリエステル製ラッシェル網(黒原着※2)
FBU-10(S),FBU-20(S),FBU-30(S),FBU-40(S):ポリエステル製ラッシェル網(黒原着※2)
構成 1670dtex※5 ×10本 1670dtex※5 ×15本
目合い
(mm)
25
引張強さ※3 450N/本以上 650N/本以上
伸び率(%) 25以上 かつ 40以下
口絞りロープ 引張強さ※4 3.5kN以上 12kN以上
伸び率(%) 40以下
吊りロープ
(6点吊り)
引張強さ※4 12kN以上 22kN以上
伸び率(%) 40以下
底縛りロープ 引張強さ※4 12kN以上
伸び率(%) 40以下
中詰材 種類:玉石、割栗石、割石、コンクリート塊等
サイズ:50mm~人頭大程度の粒径
容量(m3) 約0.62 約1.25 約1.9 約2.5
質量(t) 約1※6 約2※6 約3※6 約4※6

※1.寸法は中詰材投入前の製品寸法である
※2.黒原着: 原料にカーボンブラックを練り込み、紡糸、延伸することで繊維を製造する
※3.引張強さ: JIS A 8960に準ずる
※4.引張強さ: JIS L 2705または2707に準ずる
※5.「デシテックス」。繊維の長さ10000mあたりの質量をグラムで表す繊度の単位である
※6.表示の質量は、標準的な比重(2.65)の自然石(割栗石 粒径50mm~人頭大程度)を充填した場合の参考値である。中詰材にコンクリート塊を使用する場合は、比重が軽いため、表示の値にならないことがある。

中詰材投入前(外観検査時)の形状図

FBU-10(S)

FBU-20(S)

FBU-30(S)

FBU-40(S)

中詰材投入後の形状図

FBU-10(S)/FBU-20(S)

FBU-30(S)/FBU-40(S)

出来形参考表

タイプ 1t用 2t用 3t用 4t用
品番 FBU-10、FBU-10(S) FBU-20、FBU-20(S) FBU-30、FBU-30(S) FBU-40、FBU-40(S)
直径(mm) 1700 2100 2400 2700
高さ(mm) 550 700 750 900
外周高さ(mm) 300 400 500 500

※上記の出来形寸法は、中詰材に割栗石150~250mmを入れた場合の参考値です。現場によって石の大きさ、比重、粒径などが異なるため、直径、高さも変わります。また、段積みする場合には、重量や積み方により、表中の高さが低くなることが予想されるため、現場ごとに調整が必要です。

出来形形状図

FBU-10(S) 平面図

FBU-10(S) 断面図

FBU-20(S) 平面図

FBU-20(S) 断面図

FBU-30(S) 平面図

FBU-30(S) 断面図

FBU-40(S) 平面図

FBU-40(S) 断面図

事例紹介

田沢湖の事例

崩落した護岸状況

ボトルユニットで復旧された護岸

秋田県内屈指の景勝地で、日本百景にも選ばれている「田沢湖」は、水深423.4mの日本一深い湖です。
そんなコバルトブルーが美しい湖も、湖水の酸性濃度が高いという問題があります。

田沢湖ではその結果、コンクリート護岸の鉄筋が、ボロボロになってしまいました。
そして至る所で湖岸が崩落し、湖周辺道路の機能低下や消失、および観光資源としての魅力低下などが予想され、早急な対策が望まれました。

ボトルユニットであれば、中詰め材を投入し積み重ねるだけの工法で、使用している合成繊維も錆びることがなく長期間使用できます。
また、周辺環境・景観・生態系にも十分配慮しつつ護岸対策ができるということでの採用となりました。

復旧された護岸の写真をみても分かるように、池に沿った自然に近いで形状で、景観的にもそれほど違和感のない状態で修復されています。

田沢湖の湖水は約pH5.5という数値。
水素イオン濃度の指標としてpH7が中性、それ未満なら酸性。
一般的な水の水質基準値がpH5.8〜pH8.6で、その基準を下回ることからも湖水の酸性度の高さがわかる。

その他の事例

汽水域の護岸根固め工に使用

錆びないので、淡水と海水が混じり合った汽水域に使用

災害で応急復旧した仮護岸

資材の調達がはやい、ボトルユニットで仮復旧

橋脚の根固め工に使用

植生も可能で、植物に覆われたボトルユニット

仮設工事用道路に使用

設置後に移動させることで、仮設道路を3回移設

仮設荷上場を築造

台船への荷上作業用に、ボトルユニットを使用し築造

仮設クレーン土台を築造

ボトルユニットと土のうで最短施工、撤去も早い

仮設道路を築造

土のうと河床には洗掘に強く不陸に馴染むボトルユニットを使用

災害復旧の仮護岸

洗掘に強く不陸に馴染む、ボトルユニットを河床に使用

治山工事

重機が侵入できない山奥へ、ヘリコプターで空輸し敷設

前田工繊株式会社

袋型根固め工法用袋材「ボトルユニット」

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